『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。



【明日の練習昼までになったから、予定空いてたら会えないかなって】


「っ……!?」


メッセージを読んだあたしは驚きのあまり、バッとソファーから立ち上がる。


「菜子?」

「え、待って待って、やばいっ!」


予定空いてたら会えないかな……って。

それって、それって……!!


「部屋行くね!ママ、おやすみ!」

「あっ、ちょっと菜子!?」


「待ちなさい!」と言うママの言葉も聞かずに、リビングを飛び出し自分の部屋へと向かう。

階段を駆け上がり、バタンと後ろ手でドアを閉めた。


こ、これってつまりはデートのお誘いだよね……!?


ひとりきりの部屋にドクドクと響いて聞こえるのは、自分の鼓動の音。

あたしは気持ちを落ち着かせるために、大きく息を吐いてから、


【うん、大丈夫!会えるよ!】


メッセージと、浮かれて飛び跳ねるクマのスタンプを送信した。

やった! 初デートだ……!!