意外な一面に、クスッと小さく笑っていると、
「他には?」
結城くんが問いかけてきて、あたしは膝の上に置いていたメモをまた開いた。
「あ、うん。聞きたかったことは、ほとんど聞いたかな……」
ただひとつ、ある質問を除いては。
「そっか」と、短く返事する結城くんに、このまま質問を終わりにしていいのか迷う。
メモの一番下に、小さな文字で書いた内容。
それは、今日一番聞きたかったこと。
「それじゃ……」
「あの、待って!もうひとつだけ、聞いてもいいかな!?」
悩んで迷って、あたしは結城くんの言葉を遮った。
「なに?」
「あの……」
今までのどんな質問よりも緊張する。
でも、聞きたい。知りたい。
チラリと周りを見てから、バクバクとうるさい鼓動を落ち着かせるように、一呼吸した。
そして、
「どうして、あたしのことが好きなの……?」
恥ずかしさで震えそうになる声で、問いかけた。



