『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。


「姫乃は……たぶんO型?」

「えっ、何で分かったの!?」

「ぽいなーって思って」

「……それ、喜んじゃダメなやつだよね」


あたしが白い目で見ると、結城くんは「ふはっ」と笑う。

今までちゃんと喋ったことがなかったから、何となく無愛想なイメージが先行していたけど。

こうしてみると、思っていたより全然話しやすい……かも。

なんて思っていたら、


「それで? 他には?」

「わっ!?」


結城くんがメモを覗き込んできて、あたしは慌てて背中の後ろに隠した。


「えっと、じゃ、じゃあ趣味は?」


少しびっくりした様子の結城くんに、誤魔化すみたいに笑顔で質問する。


「趣味は……やっぱサッカーかな」

「そっか!」


あははと、わざとらしく笑うあたし。

危ない。
メモは見られてない……よね?


「す、好きな食べ物とかは?」

「肉と……甘いもんとかも結構好きかな。姫乃は?」

「あたしもスイーツ系大好き!」

「じゃあ今度何か食いに行く?」

「うんっ!」