『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。



結局望くんはおろか、中村くんにすら声をかけられないまま、ミーティングが始まった。

先生も隼人先輩も遅れて来たから、何かあったのかと思ったけど、特に変わった話は出て来ず、今日も練習試合に向けてスタメンを中心にやっていこうと言われ、ミーティングは終了……かに見えた。

だけど、それは最後の最後──。



「練習試合のメンバーだが、控えの結城を渡辺とチェンジする。渡辺は今日からそっちの練習に混ざるように」

「なっ……!」


突然の先生からの発表に、声を上げたのは望くんだった。

望くんだけじゃなく、変わるように言われた渡辺くんを始めとする他の部員達もざわつく。

そしてそれは……あたしも。


なんで……?


「納得出来ません! 何でいきなりチェンジなんですか!?」


あたしが心の中で思ったことを、望くんは立ち上がってストレートにぶつけた。すると先生は怪訝そうに眉を寄せ、


「納得出来ない? 何言ってんだお前。 左足怪我してるだろ」