『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。



精神的にもそうだけど、もしかしたら体調も良くないのかもしれないと気づいたのは、2時限目が終わってからだった。


だるいのは寝不足のせいだろうって思っていたけど、なんだか寒い。

真夏に寒気とか……絶対にダメなやつ。


きっと、クーラーつけっぱなしで寝ちゃったせいだ。やっぱり今日は休めば良かったかもしれない。

そんな後悔をぐるぐるしながら、今終わったばかりの授業道具を机の中へと片付けていると、


「姫乃さん!ちょっと職員室まで来てもらっていい?」


教室を出ようとしていた先生に、突然声をかけられた。





「ごめんね、これ教室まで持っていってくれる?」


言われるがまま職員室へ向かい、両腕に「はい」と乗せられたのは、テスト後に提出させられていたクラス全員分のノート。


何であたしが……と思ったけれど、今日の日直はあたしでした。そうでした。

もうひとり男子の日直がいるのだけど、先生曰く授業が終わってすぐに出て行ってしまったらしい。

恨むならその男子かなぁ……なんて思いながら「……はぁ」と、職員室を出たところでため息をついた。