『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。


スコアシートを抱え、コートへと移動していると、目に入ったのは望くん。

今日の試合練習に1年生は混ざらないらしく、望くん達は集まって基礎練をしていた。


望くんに、早くちゃんと説明しなきゃって思うのに……。


試合のスコアをメモ取りながら、ここに望くんがいなくて良かったと思った。
だって望くんがいたら、スコアどころじゃない。

あくまで通常運転の隼人先輩にさえ、ドギマギしてしまうのに、望くんまで目の前にいたら、試合の内容なんて全く頭に入らないと思うから……。


時々ボーッとしてしまいながらも、何とか部活を終え、それは最後のミーティング終わりに備品を片付けていた時だった。