「わ、生地がモチモチしてて美味しい!」
「でしょ?」
ひと口頬張るなり、あたしは目を輝かせるあたしに、茜ちゃんが自慢げに言う。
お店の中にはイートインスペースもあったけど、当然のように満席で、ちょうど空いた外のテラス席にあたし達は腰かけた。
7月に入って、夕方と言えどまだ暑いから、アイス入りが冷たくてとても美味しい。
「甘いものって、ほんと癒されるよね〜! てか、これぞ女子高生って感じ!」
放課後に友達と寄り道をして、スイーツを食べて。
少し前まではこうして、中学の時からの憧れ通りに過ごしていたのに。
「あはは、何それ。マネージャーは? いつまでの予定なの?」
「とりあえず、夏休みに入るまでってことになってるよ」
具体的には当初決めていなかったけど、顧問の先生に決めておいた方がいいと言われ、夏休みに入るまでというのが、タイミング的にもキリが良くてちょうどいいんじゃないかという話になった。
この前、お母さんが退院して少し落ち着いたという上山先輩が、部活に顔を出しに来てくれたし、このままいけば予定通りに終わりそう。



