『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。


それから、あたし達は荷物をまとめて駅へと向かった。

教室を出る直前、チラッと望くんを見てみれば、中村くんと話をしていて、「付き合わせんなら、なんか奢れよ」とか何とか、言われているのが聞こえてきた。

たぶんきっと、望くんも中村くんと一緒に遊びに行く予定なんだろう。

あたしのことは誘ってくれなかったのにな……なんて、お互い様なのに少し寂しく思ったりもするけど……友達と過ごす時間も大切だよね。


「うーん、なんかこうビビッとくるやつないなぁ。ごめん、クレープ食べにいこっか」

「あ、うん!」


ヘアアクセが欲しいという茜ちゃんに付き合って、駅ビルの雑貨屋を少し見て回っていたのだけど、お眼鏡にかなうものはなかったみたい。

諦めて駅のすぐ横に最近出来たクレープ屋さんに向かうと、美味しいと噂になっているだけあって、既に5、6人が並んでいた。

あたし達も列に並び、待つこと十数分。

あたしは中にアイスクリームも入っている、イチゴチョコホイップで、茜ちゃんはアイスティラミスという、その名の通りティラミスアイスが中に入ったものを購入することができた。