「最近、茜ちゃんと遊べてなかったから、今日は茜ちゃんと遊びたいなぁって思って」
えへへと照れ笑いを浮かべながら、そう返事した。
呆れて怒られてしまわないように望くんのことは隠したけれど、茜ちゃんと遊びたいのは嘘じゃない。
マネージャー代理を引き受けてからというもの、放課後に遊んだり出来なくなっていたから。
「駅に新しいクレープのお店が出来たって言ってたでしょ? あそこ行ってみたいなって思ってて」
「そういうことなら付き合ってあげなくもないけど、ダイエットするって言ってなかったっけ?」
「うぐっ、それは……いいの! 運動部入ったから、また明日からいっぱい動くし!」
「運動部って、マネージャーでしょ?」
「そうだけど!」
「茜ちゃんのいじわる!」と、頰を膨らませるあたしをクスクスと笑う。でも、
「じゃあ行こっか」
心なしか嬉しそうにも見える茜ちゃんに、あたしは「うん!」と、大げさなくらいにしっかり頷いた。



