『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。




【聞いちゃったんだ。うん、今日は休みだから】


スマホの画面に表示されたメッセージ。

今日最後の授業が終わって、バタバタと騒がしい教室の中、あたしはそれをじっと見つめる。


メッセージの送り主は隼人先輩。


昨日病院へ行くために部活を早退させてもらったあたしは、先生達の都合で今日の部活が休みになったことを知らなかった。


廊下で隼人先輩に会った時も何も言われなかったし、もしかしたら何かやることがあるのかもしれないと、念のため先輩にメッセージを送ってみたのだけど……。


やっぱり休みだったんだ。

でも、聞いちゃったんだ……って、どういうこと?


そういえば『また放課後に』と、先輩に言われた気がする。

あたしには休みだって、教えてくれるつもりなかったのかな?

でも、なんで? 嫌がらせ?


部活がないと先輩が教えてくれなかった理由。

考えてみても分からず、むしろマイナスなことしか思い浮かばない。


「うーん」と唸るように、スマホを持ったまま、机の上に身体を倒していると、



「あれ、部活は? 行かないの?」


声をかけてきたのは茜ちゃん。