『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。



それから、望くんはグラウンドへと戻り、隼人先輩も「何かあったら呼んで」と軽く言うと、そのまま後を追っていった。

その後は、望くん以外の人がマネージャーの仕事を手伝いに来てくれて、そして迎えた……部活終わり。

ミーティングを終え、すぐに隼人先輩の元へと向かうと、「先に着替えておいで」と言われてしまった。



「はあ……」


女子更衣室で制服へと着替えながら、思わずため息をつく。

出来ることなら、先延ばしにしたくなかった。

だって、これから怒られるのは間違いない。
しかも、理由が理由だし……。

もしかしたら、もうマネージャーをやめてくれと言われてしまうかもしれない。


想像したら、上山先輩や他の部員の人達、いろんな人への申し訳なさに胸の奥がキュッと狭く、苦しくなる。

でも、一番怖いのは……望くんに何か罰が課せられたり、サッカーがやりづらくなってしまうこと。


──それだけは、どうにか避けなくちゃ。