『好き』より先に、キミの『彼女』になりました。


「罰ゲームじゃない」

「え……」

「ほんとに姫乃のことが好きだから、告った」

「っ……!?」


見るからに不機嫌そうな顔をしたまま、口を開いた結城くん。

思いがけない、表情とは真逆の甘い言葉に、あたしはびっくりしすぎて飛び上がりそうになった。

本当にあたしのことが好き……?
それじゃあ……。


「返事、貰えんのかなって思ったけど、まだ待った方がいいの?」

「え、あ……」


目の前から降ってきた声に顔を上げると、少し寂しげな顔をして、あたしを見つめる結城くん。

罰ゲームじゃないのなら……。

あたしのことを、本当に好きって言ってくれるのなら──。


「っ、付き合います……!!」


あたしは前に乗り出す勢いで、大きく結城くんに頷いた。