100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「なんでよ?」

「お前が呑み会でやったしょうもないドジ話とか、お前から聞いたつまらん夢の話とか。
 笑えていいだろうと思って、彼女に送ってたら。

 あなた、私より、その同期のマヌケ女の方がいいんでしょって言われたんだ」
と内藤は言う。

「ちょっと待った」
とあやめは小さく手を上げた。

「私に『同期のマヌケ女』という呼称を最初につけたのは、あんた?
 それとも、彼女?」

 内藤は沈黙した。

 お前か。