100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「ところで、ランチ行かないの? あやめ」
と典子が訊いてきた。

「すみません。
 今日はちょっと用事がありまして」

「へー、誰と?」
と典子は突っ込んで訊いてくる。

「それが、親戚のおじさんが、こっち来てるので、ご飯でも一緒にどうかって」
と言って、

「相変わらず、色気ないねー」
と二人に笑われた。

 エレベーターが来て、基は乗り込み、行ってしまう。

 なんとなくそっちを見ていた典子が言った。

「あの歳で専務で、イケメンで御曹司かあ。
 あ、でも、婚約者がいるんだっけ?」

「そうみたいですねー」
とあやめは適当に相槌をうつ。

「なによ、ノリが悪いわね」
と腰に手をやり、典子が文句を言ってきた。