「なにそれ?」
と内藤に問うと、
「秘書室の中にも、派閥があるからな。
専務派とか常務派とか」
と内藤は言う。
いやいや、休みの日は、三食昼寝つきで世話になっておいて、常務派ってこともないでしょうよ、とあやめは思っていた。
「それにしても、なんで急に、お前が専務の秘書に?
どんな功績をあげたと言うんだ?」
と突っ込んで訊かれ、
「……えーと。
チョコをあげたくらいかな?」
と呟いてしまう。
いや、本当に疑問に思っていたからだ。
そんなことで、専務に、ここまでしてもらう義理はないような気がしているのだが。
「チョコ?」
とそこでまた、内藤が突っ込んで訊いてくる。
と内藤に問うと、
「秘書室の中にも、派閥があるからな。
専務派とか常務派とか」
と内藤は言う。
いやいや、休みの日は、三食昼寝つきで世話になっておいて、常務派ってこともないでしょうよ、とあやめは思っていた。
「それにしても、なんで急に、お前が専務の秘書に?
どんな功績をあげたと言うんだ?」
と突っ込んで訊かれ、
「……えーと。
チョコをあげたくらいかな?」
と呟いてしまう。
いや、本当に疑問に思っていたからだ。
そんなことで、専務に、ここまでしてもらう義理はないような気がしているのだが。
「チョコ?」
とそこでまた、内藤が突っ込んで訊いてくる。



