100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



 翌朝、朝食の席で、あやめは基に礼を言った。

「美味しかったです、コーラ」

「そうか。
 よかった。

 いや、昼間、美味そうに飲んでたからな」

 淡々と基は言ってくる。

「なにか悪いことのような気がして、お風呂の中で飲んだことなかったんですけど、美味しいですね」
と言うと、基が側に立っていた高倉を見る。

「……お前、いつ、持ってった?」

「あやめ様の入浴中です」

「風呂上がりにと俺は言わなかったか?」

「でも、お風呂の中で飲むと美味しいですよ?」

 この使用人、口調は丁寧だが、実は、かなりの確率で主人に言い返している。