100-3は? ~なにもかも秘密な関係~





「あやめ様、お飲物です」
と高倉がコーラを持ってきたのは、あやめが部屋で、金の猫足のついた白いバスタブに入っている、まさにそのときだった。

「基様からです」
と言って、カクテルか、という美しいグラスに入ったコーラを渡してくる。

「……ありがとうございます。
 あの」
と言いかけ、あやめは、高倉を見つめてみた。

 私、今、全裸なんですが……。

 だが、その視線に気づいた高倉は、

「あやめ様、やんごとなき方は、そのようなこと、気にされないものですよ」
と静かな口調で言ってくる。

 いや、……気にされます。

 やんごとなくないので。