あやめたちは埠頭の近くの公園を二人で歩いていたのだが、このまま帰るのもちょっとなーという雰囲気だった。
もうちょっと一緒に歩きたいな、
とあやめは思っていた。
専務と居ると、寒いのに気にならな……
いや、まあ、寒いけど、と思ったとき、視界の先にそれが見えた。
一際明るいショッピングモール。
此処から歩いていけるくらいの場所にある。
「専務、あそこに、
……えーと。
いいんだか悪いんだか、よくわからないゲーセンがあるんですけど、行ってみませんか?」
と言って、
「それは行っていいゲーセンなのか……?」
と言われてしまう。



