100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「大丈夫だ。
 お前の望み、カウントしておいた」
と振り返りもせず、基は言う。

 いや、望んでないんですけどーっ!?

「お茶にいたしましょうね」
と体育会系の雰囲気に似合わぬ丁寧な口調で、流れをぶった切るように高倉が言った。

 黙って彼を見つめていると、高倉は笑い、
「いや、お茶まではカウントされないと思いますよ?」
と言ったあとで、

「……しましょうかね? 基様」
と基に向いて言う。

「しても構わんぞ」

 かーまーいーまーすーっと思いながら、あやめは、アリさんのように列をなしてやってくる業者の人に、せっせと運ばれていくおのれの荷物を眺めていたのだが。

「……私の荷物って、こんなにありましたっけ?」