100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 


 老人たちは行き倒れて寝ていた。

 それぞれが片付けを手伝い、あやめの母たちは曽祖母や祖母たちと話ながら、締めの珈琲を呑んでいた。

 あやめたちも呑んでしまったので、車は此処に置かせてもらって、あやめの実家に歩いて帰ることになった。

 すぐそこだからだ。

 歓談している母たちを見ながら、基が言ってきた。

「あやめ、ちょっと外に出てみたいんだが」

「あ、はい。
 そこから出られますよ」
とテラスに続く掃き出し窓をあやめは指差す。

 朔馬があれしきで酔うわけもないのだが、寝たフリをしてくれているようだった。

 こちらに背を向け、ソファで横になっている。