100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「いや、お前がいいと言ったんじゃないか、基」
と相当呑んでいるようなのに、ちっとも酔っていないように見える万次郎が言う。

 は? と基が訊き返す。

「お前は小さいときから気難しくて」

 そこで、ぷっとあやめは笑ってしまう。

「だが、そのお前が、あやめさんと遊ばせたときだけ、機嫌がよかったんだ。

 お前が珍しく、小さい子と遊んでいたから気に入ったんだろうと思って」

「あやめ、お前も基くんに遊んでもらって、喜んでたじゃないか」
と栄作が言う。

「待ってください。
 そのとき、私は何歳ですか」

 老人二人は顔を見合わせ、
「……四ヶ月くらいじゃないか?」
と言う。

 それ、なんだかわからないけど、おにいちゃんに遊んでもらって、だあだあ言ってただけですよね……。