100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「やっぱり、車載カメラつけるかっ?」
と怒鳴られたが、あやめは前方を見て、

和田(わだ)さんっ」
と叫ぶ。

「……和田さん?」
と基も前を見た。

 暗がりに、ヘッドライトに照らされた、かなりマヌケな顔つきの大型犬がいた。

 あやめたちの車に向かい、尻尾を振っている。

「和田さん……また、リードを外して」
とあやめは苦笑いした。

「何処の犬だ」

「母方の従姉妹んちの犬です。
 この近くなんで。

 あのときの犬、結局、従姉妹が飼ってるんです」

「ああ、あの、大根とワカメと一緒に干されていた犬か」

 犬は干されてません……。

「で? なんで和田さんだ?」