門から出るとき、チラと玄関の方を振り返ると、高倉だけではなく、みんなが、いってらっしゃいませ、と見送ってくれていた。
なんか壮大なお見送りだな……。
専務が婿に出るかのようだ、と思うあやめの横で、
「いよいよ、車道に出るぞ。
落ち着けよ、あやめ」
と基がやけに力の入った声で言ってくる。
「あの~、専務。
私、新免じゃないんで」
とあやめは反論してみたが、
「いや……、今の運転は新免と変わらなかったぞ」
と言われてしまう。
確かに、まだハンドルも手に馴染まず、緊張していたのだが。
そこからはスムーズに運転でき、あやめは長い神室邸の塀をチラと振り返りながら、呟くように言った。
「……高倉さんって、結局、なにものなんですかね?」
「忍者ではないことは確かだな」
「……確かですかね?」
などと言っているうちに結構走った。
なんか壮大なお見送りだな……。
専務が婿に出るかのようだ、と思うあやめの横で、
「いよいよ、車道に出るぞ。
落ち着けよ、あやめ」
と基がやけに力の入った声で言ってくる。
「あの~、専務。
私、新免じゃないんで」
とあやめは反論してみたが、
「いや……、今の運転は新免と変わらなかったぞ」
と言われてしまう。
確かに、まだハンドルも手に馴染まず、緊張していたのだが。
そこからはスムーズに運転でき、あやめは長い神室邸の塀をチラと振り返りながら、呟くように言った。
「……高倉さんって、結局、なにものなんですかね?」
「忍者ではないことは確かだな」
「……確かですかね?」
などと言っているうちに結構走った。



