その後ろから、
「行ってらっしゃいませ」
と高倉が見送ってくれていた。
あやめの両親から、基を見極めるために送り込まれた高倉も、今日、この日を迎え、感慨深げだった。
「基様の方はあやめ様が許嫁だとはご存知なかったのに、結局、こんな風にまとまるなんて。
余程、お二人の間にはご縁があるのでしょうね」
「コンパというご縁がな……」
と呟いた基に、高倉は、
「私も行ってみたいです、コンパ」
と言って笑う。
「今度、世話させよう」
「ありがとうございます」
とちょっと嬉しそうな高倉に見送られ、二人は出発した。
新しい車はメーカーも違うので、加減がわからず、アクセルを踏みすぎて、車庫から飛び出し、基に怒鳴られるという、実に幸先のいい出だしだったが……。
ちなみに、このとき、車の前方付近にいたはずの高倉は、いつの間にやら、100メートルくらい遠くに逃げていた。
「行ってらっしゃいませ」
と高倉が見送ってくれていた。
あやめの両親から、基を見極めるために送り込まれた高倉も、今日、この日を迎え、感慨深げだった。
「基様の方はあやめ様が許嫁だとはご存知なかったのに、結局、こんな風にまとまるなんて。
余程、お二人の間にはご縁があるのでしょうね」
「コンパというご縁がな……」
と呟いた基に、高倉は、
「私も行ってみたいです、コンパ」
と言って笑う。
「今度、世話させよう」
「ありがとうございます」
とちょっと嬉しそうな高倉に見送られ、二人は出発した。
新しい車はメーカーも違うので、加減がわからず、アクセルを踏みすぎて、車庫から飛び出し、基に怒鳴られるという、実に幸先のいい出だしだったが……。
ちなみに、このとき、車の前方付近にいたはずの高倉は、いつの間にやら、100メートルくらい遠くに逃げていた。



