100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「クリスマス。
 どうやって誘おうかなと思ってたんだ」

 その言葉に、あやめは照れながら、
「いえ、誘ってくださならくても、家に帰れば、私、いますけどね」
と言う。

 すると、基は、
「……そういうのもいいな」
と笑って言ってきた。

「特別約束なんてしなくても。
 家に帰れば、いつでもお前がいるとか――。

 でも、これでずっと一緒だな」

「え?」

「クリスマスも正月も、春が来ても、夏が来ても。
 家にいても、いなくても。

 ずっと一緒だ……」

「専務」

 ピュアだな、この人、とあやめは思った。