100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



 あやめが目を覚ますと、告白してきたときと変わらない真剣な眼差しで、基がこちらを見ていた。

 ず、ずっと見てたんですか。

 いつから見てたんですか。

 私はマヌケな顔で寝てなかったですかね、と恥ずかしくなったあやめは鼻まで布団を引き上げ、隠れようとした。

 だが、それでも基はこちらを見ている。

「あの……」

「なんだ」

「そんな風に、じっと見つめないでください」

「どうしてだ」

「そういう真面目な顔をされると、此処が職場のような気分になるからです」

「何故、今、職場にいる気分になる?
 お前は職場に全裸でいたことがあるのか?」

 ……いや、ありませんけどね、と思うあやめの手を基は握った。