その眼差しに、どきりとするあやめに向かい、基は、
「……あのときじゃなくてよかった」
とささやくように言ってきた。
「え?」
「お前に初めて触れるのが、二人きりで遭難した、あの夜じゃなくてよかった。
今でよかった。
……愛してる、あやめ」
そうささやく基の唇がゆっくり、あやめの唇に重なった。
「……あのときじゃなくてよかった」
とささやくように言ってきた。
「え?」
「お前に初めて触れるのが、二人きりで遭難した、あの夜じゃなくてよかった。
今でよかった。
……愛してる、あやめ」
そうささやく基の唇がゆっくり、あやめの唇に重なった。



