ゆっくりと口づけながら、ベッドに押し倒そうとする基に、あやめは片手をベッドにつき、片手で基の額を押して、踏ん張る。
「あやめっ。
何故、抵抗する~っ」
「初めてだからですっ」
「そりゃ、初めてだろう。
初めてじゃなかったら殺してるっ」
横暴ですよっ、と叫ぶあやめに、基は、
「だって、お前、俺の許嫁だろうがっ」
と言ってきた。
ああ、そういえば、そうだった、とようやくあやめはそのことを思い出す。
今、此処にいるのは、基の許嫁だからではなく、ちゃんと自分の足で彼の許までやってきて、彼を好きになった結果だと思っていたから。
「あやめっ。
何故、抵抗する~っ」
「初めてだからですっ」
「そりゃ、初めてだろう。
初めてじゃなかったら殺してるっ」
横暴ですよっ、と叫ぶあやめに、基は、
「だって、お前、俺の許嫁だろうがっ」
と言ってきた。
ああ、そういえば、そうだった、とようやくあやめはそのことを思い出す。
今、此処にいるのは、基の許嫁だからではなく、ちゃんと自分の足で彼の許までやってきて、彼を好きになった結果だと思っていたから。



