一度離れた基は空のショットグラスを見下ろし笑う。
「ウイスキーは嫌いか」
「……すみません。
死にそうにまずいと思ってしまいました」
「死ぬな。
まだ、なにもしてないのに」
と基は真顔で言ってくる。
この人いつでも、なんでも本気だな、とあやめは笑った。
基は今度は軽くキスしたあとで、離れて言う。
「3つ目の願いとして、お前が俺に100個願いを叶えろと言ったとき」
いや、3つとかしょぼいですね、と言っただけですよ……。
「最初にお前の願いを叶えようと言ったときには、ただ、お前に借りを作りたくなかったからだったのかもしれない。
でも、お前に言われて、100個願いを叶えてやろうと思い始めた頃から、俺は本気になっていたのかもしれない」
いや……それだと、この家に住めと言ったときが、本気じゃないですよね。
恐ろしい人だ、とあやめは思う。
「ウイスキーは嫌いか」
「……すみません。
死にそうにまずいと思ってしまいました」
「死ぬな。
まだ、なにもしてないのに」
と基は真顔で言ってくる。
この人いつでも、なんでも本気だな、とあやめは笑った。
基は今度は軽くキスしたあとで、離れて言う。
「3つ目の願いとして、お前が俺に100個願いを叶えろと言ったとき」
いや、3つとかしょぼいですね、と言っただけですよ……。
「最初にお前の願いを叶えようと言ったときには、ただ、お前に借りを作りたくなかったからだったのかもしれない。
でも、お前に言われて、100個願いを叶えてやろうと思い始めた頃から、俺は本気になっていたのかもしれない」
いや……それだと、この家に住めと言ったときが、本気じゃないですよね。
恐ろしい人だ、とあやめは思う。



