100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 だが、気合を入れて言いかけていたあやめの勢いは止まらない。

 言葉に急ブレーキをかけたので、

「きょきょきょきょきょ……っ」
とおかしな鳥が鳴いたみたいになってしまった。

「きょきょきょきょきょ?」
とまるっと訊き返される。

「す、すみません」
と赤くなって、あやめはうつむいた。

「そ、そうではなくてですねっ。
 あのっ。

 わ、私の部屋にいらっしゃいませんか?

 お礼にお酒でも……

 いえ、あの、専務のおうちのお酒なんですけどっ」
と視線を下に向けたまま、あやめが一気に言うと、基は、

「……俺のものなら、お前のものだ」
と言ってきた。