100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 



 二次会が終わり、基とあやめはタクシーで家に帰った。

 基はタクシーの中で思う。

 そういえば、別に、みんなをまかなくても、このまま家に帰らなきゃいいんじゃないか?

 って、別に家に帰ってもいいんじゃないか?

 そこでなにか言えば……

 って、なにを?

 どのように?
と思う基の横で、あやめは嬉しそうにあのポーチを握っていて、

「ありがとうございます、専務。
 大事にしますね、このポーチ」
とほろ酔い加減で言ってくる。

 あやめの頬が少し赤らんでいて、実に可愛いらしい。