「振り返れ」
「えっ?」
「見ろ、イルミネーション。
何処見て歩いてるんだ。
この間見たからもういいのか」
と言うと、あやめは、
「えっ? あっ? イルミネーション……
ほんとだ」
と今気づいたかのように、ぼんやりと言う。
……本当に何処見て歩いてたんだ、と思ったが、ようやくちゃんとイルミネーションを見たらしい、あやめは、わあ、と声を上げる。
「……綺麗ですね」
ああ、と基は言った。
内藤はこちらをガン見しながら、通り過ぎて行ったが、女子社員たちは、チラチラ窺いながらも、遠慮して声をかけずに通り過ぎ、後から、きゃーとなにか言っていた。
みんな広い通りを渡って行ってしまったようだ。
……はぐれたい、と基は思っていた。
「えっ?」
「見ろ、イルミネーション。
何処見て歩いてるんだ。
この間見たからもういいのか」
と言うと、あやめは、
「えっ? あっ? イルミネーション……
ほんとだ」
と今気づいたかのように、ぼんやりと言う。
……本当に何処見て歩いてたんだ、と思ったが、ようやくちゃんとイルミネーションを見たらしい、あやめは、わあ、と声を上げる。
「……綺麗ですね」
ああ、と基は言った。
内藤はこちらをガン見しながら、通り過ぎて行ったが、女子社員たちは、チラチラ窺いながらも、遠慮して声をかけずに通り過ぎ、後から、きゃーとなにか言っていた。
みんな広い通りを渡って行ってしまったようだ。
……はぐれたい、と基は思っていた。



