浜波さんには、なにか今度奢ってあげよう、と残り少なくなってきた酢豚に手を伸ばしかけたとき、あやめは、はた、と気づいた。 「専務。 もしかして、今、ポーチとかえてくれたの、私の願いにカウントしました……?」 「当たり前だろう」 とこちらを見ずに食べながら基は言う。