100-3は? ~なにもかも秘密な関係~



 基が正気に返ってしまったので、その後は、特に進展もなく、あやめは普通に仕事をこなしていた。

 明日の会議のせいで、ちょっと忙しく、あやめはお昼は、コンビニでサンドイッチを買ってきて、仕事をしながら、デスクで食べることにした。

 書類をチェックしながら、データを打ち直していると、内藤もコンビニのビニール袋を手に戻ってくる。

「お疲れー」
とだけ言って、あやめはサンドイッチを齧り、ノートパソコンを打っていた。

 すると、あやめの向かいに腰を下ろした内藤は、ガサガサとビニール袋からおむすびを取り出して作りながら言う。

「やっぱりいるみたいだぞ、産業スパイ」

「えっ? 本当に?」
とあやめはパソコンの画面から視線をスライドさせて、内藤を見る。