「ちょっと今、睡眠不足で自分がなにを言っているか、よくわからないんだが」
と呟く基に、
寝てください。
今すぐにっ、とあやめは身を守るように鞄を抱きしめる。
「……専務」
「なんだ」
「このエレベーターって防犯カメラあるんじゃなかったでしたっけ?」
「あるが?」
いや、あるがじゃなくて、と思ったが、
「別にいいだろう。
何度も言うようだが、お前は俺の許嫁だし」
と言ったとき、いきなり、エレベーターが止まり、扉が開いた。
開いたそこには、息を切らした内藤が立っている。
と呟く基に、
寝てください。
今すぐにっ、とあやめは身を守るように鞄を抱きしめる。
「……専務」
「なんだ」
「このエレベーターって防犯カメラあるんじゃなかったでしたっけ?」
「あるが?」
いや、あるがじゃなくて、と思ったが、
「別にいいだろう。
何度も言うようだが、お前は俺の許嫁だし」
と言ったとき、いきなり、エレベーターが止まり、扉が開いた。
開いたそこには、息を切らした内藤が立っている。



