100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「ちょっと今、睡眠不足で自分がなにを言っているか、よくわからないんだが」
と呟く基に、

 寝てください。
 今すぐにっ、とあやめは身を守るように鞄を抱きしめる。

「……専務」

「なんだ」

「このエレベーターって防犯カメラあるんじゃなかったでしたっけ?」

「あるが?」

 いや、あるがじゃなくて、と思ったが、
「別にいいだろう。
 何度も言うようだが、お前は俺の許嫁だし」
と言ったとき、いきなり、エレベーターが止まり、扉が開いた。

 開いたそこには、息を切らした内藤が立っている。