100-3は? ~なにもかも秘密な関係~





 あやめが駐車場に着くと、基が待っていた。

 オハヨウゴザイマス……と小さく挨拶して行こうとしたが、基は後ろをついてくる。

 なっ、何故ついてくるんですかっ、とあやめは早足になる。

 が、基は更に速いスピードで迫ってくる。

 ひいいいいいいっと振り返りながら、あやめがエレベーターに飛び込むと、基も乗ってきた。

 扉が閉まる。

 いや、基がこちらを向いたまま、後ろ手で、閉めるのボタンを押したのだ。

「あやめ……」

 なんなんですかっ。

 なんなんですかっ。

 なんなんですかっ。

 一階で誰か乗ってきますよっ、きっと、とキョロキョロしたが、早い時間だったせいか、誰も乗ってこないまま、エレベーターは上がっていく。