「っていうか、ここで専務はやめろと言うのなら、古川もやめてください。
仕事中呼びつけられてるみたいなんで、逆らえないじゃないですか」
「逆らわなくていいだろう、別に」
と言いながらも、基は、
「じゃあ、それがふたつめな、あやめ」
と言ってきた。
どきりとしてしまう。
ふたつめな、と言われたことも、すぐには耳に入らなかった。
キャンドルの灯りの中、基がまっすぐ自分を見つめ、そう呼んできたからだ。
「……でもあの」
と何故か少し掠れてしまった声で、あやめは言う。
「3つとかショボくないですか?」
はっ。
しまったっ、ついっ、と思ったときには、すでに遅く、
「いいだろう」
と契約完了を告げる魔王のように重々しく、基は言った。
「それがお前の3つめの願いだな」
すぐさま撤回したくなったが、基は、
「では、お前の願いを100個叶えてやろう」
と言い出した。
仕事中呼びつけられてるみたいなんで、逆らえないじゃないですか」
「逆らわなくていいだろう、別に」
と言いながらも、基は、
「じゃあ、それがふたつめな、あやめ」
と言ってきた。
どきりとしてしまう。
ふたつめな、と言われたことも、すぐには耳に入らなかった。
キャンドルの灯りの中、基がまっすぐ自分を見つめ、そう呼んできたからだ。
「……でもあの」
と何故か少し掠れてしまった声で、あやめは言う。
「3つとかショボくないですか?」
はっ。
しまったっ、ついっ、と思ったときには、すでに遅く、
「いいだろう」
と契約完了を告げる魔王のように重々しく、基は言った。
「それがお前の3つめの願いだな」
すぐさま撤回したくなったが、基は、
「では、お前の願いを100個叶えてやろう」
と言い出した。



