「それを乗り越えるくらいの奴じゃないと、安心してあやめを預けられないからだ。
って、実際のところ、ちょっと悔しいだけだが」
そうか、と自分とあやめとの年月を思ってか、感慨深げに言う基に、朔馬は言った。
「俺のあやめに対する愛情を越えてくくらいの奴じゃないとあやめは託せられないな」
神室っ、俺の屍を越えていけっ、と言うと、
「屍か……。
じゃあ、殺していいんだな」
と真顔で言われたので、
「ものの例えだ、ものの例えっ」
と本気でやりかねない基に慌てていった。
二人で揉めている間に、気がつけば、高倉は自分たちを追い越し、あやめの許に行って、イルミネーションの解説をしている。
「……なんか。
あいつが一番やばくないか?」
「奇遇だな。
俺も常々そう思ってるんだが……」
と主人を差し置いて、あやめと楽しげに話している高倉を見ながら、基も言った。
って、実際のところ、ちょっと悔しいだけだが」
そうか、と自分とあやめとの年月を思ってか、感慨深げに言う基に、朔馬は言った。
「俺のあやめに対する愛情を越えてくくらいの奴じゃないとあやめは託せられないな」
神室っ、俺の屍を越えていけっ、と言うと、
「屍か……。
じゃあ、殺していいんだな」
と真顔で言われたので、
「ものの例えだ、ものの例えっ」
と本気でやりかねない基に慌てていった。
二人で揉めている間に、気がつけば、高倉は自分たちを追い越し、あやめの許に行って、イルミネーションの解説をしている。
「……なんか。
あいつが一番やばくないか?」
「奇遇だな。
俺も常々そう思ってるんだが……」
と主人を差し置いて、あやめと楽しげに話している高倉を見ながら、基も言った。



