100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 朔馬は、あやめに対しては、身内としての愛情しかないようなことを言ってはいるが。

 それが逆に、過保護な兄みたいになっていて。

 下手な恋のライバルより、鬱陶しい存在と化している。

 そして、恋のライバルと言えば、内藤は、実はあやめを好きなのではないかと、ずっと疑っているのだが。

 まあ、本人にあまり自覚がないようだから、つつかずに放っておこう。

 そう基は思っていた。

 それにしても、気心の知れた朔馬と居るあやめは、自分と居るときと違って、緊張感の欠片もなく、リラックスして楽しそうだ。

 俺と居るより、朔馬と居る方が楽しいか、あやめ……、
と基は恨みがましい念を後ろから送ってみた。