「あら、停電」
と紗千香が言う。
外の明かりはついているので、建物だけの停電のようだ。
従業員がやってきて、
「すみません。
すぐに復旧します」
と言いながら、飾りとして置いてあったキャンドルに火を入れていった。
「これはこれで素敵ねー」
と他の女に取られてなるものか、とばかりに松原の側にピッタリいる紗千香が、うっとりと呟く。
それを言うなら、我々もピッタリ一緒にいるのだが、なにもうっとりしないな、と思ったとき、悪いランプの精が急かすように言ってくる。
「あとふたつだぞ、古川」
「いつの間に、ひとつ減りましたっ?」
と酔っ払っているあやめは訊く。
と紗千香が言う。
外の明かりはついているので、建物だけの停電のようだ。
従業員がやってきて、
「すみません。
すぐに復旧します」
と言いながら、飾りとして置いてあったキャンドルに火を入れていった。
「これはこれで素敵ねー」
と他の女に取られてなるものか、とばかりに松原の側にピッタリいる紗千香が、うっとりと呟く。
それを言うなら、我々もピッタリ一緒にいるのだが、なにもうっとりしないな、と思ったとき、悪いランプの精が急かすように言ってくる。
「あとふたつだぞ、古川」
「いつの間に、ひとつ減りましたっ?」
と酔っ払っているあやめは訊く。



