100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 そのあと、あやめは胃にもたれていると言いながら、デザートは全種類制覇した。

 なにかやり遂げた気持ちで、街を見下ろしながら、渋みの少ない紅茶をいただく。

 基も黙って、窓の外を見ていたので、あやめは、朝、浜波たちに土産を渡したときのことをぼんやり思い出していた。