100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「コンパのときも、今回も俺に付き合わせてしまったからな。

 俺は人に借りを作るのは嫌なんだ。

 この借りは必ず、返す。

 なんでも言え。
 お前の望みを叶えよう」

 部屋の明かりを背に、見るからに王子っぽい専務がそう言ってくれると、なんだか、ときめいてしまいそうなのだが。

 その口調がどうにも、怪しい契約を持ちかけて来る魔法使いのようで、いまいち、信用できない。

「け、結構です」
と言って、その場は(のが)れた。