何故、部屋の中で、と冷静な自分がちょっぴり思ってはいたのだが。
酔っているのに、きびきびと動く高倉になんとなく従ってしまう。
相手がそんな風だと自然にそうなるものなのだな、と基は感心していた。
職場で、若造なのにあまり上から物を言ってもと遠慮がちに発言していたが。
意外と、上役なら上役らしく、毅然としている方が、下の者も楽なのかもな、と思う。
あやめが聞いていたら、
「えっ?
何処か遠慮してましたっけ?」
とか言い出しそうだが。
違う職種の人間といることでわかることもあるようだ、と思いながら、二人して、あやめを担架で運び、ベッドに降ろす。
「さあ、出ましょう、基様。
私は一応、あやめ様のご両親から使わされた者。
あやめ様の許可なく、あやめ様に触れることは、許嫁の基様と言えども、許しませんよ、そういえば」
そういえばってなんだ。
そんなゆるゆるな感じなら、いいんじゃないのか、と思いながら、仕方なく出ようとしたが、高倉はまだ残っている。
「……お前も出ろ」
酔っているのに、きびきびと動く高倉になんとなく従ってしまう。
相手がそんな風だと自然にそうなるものなのだな、と基は感心していた。
職場で、若造なのにあまり上から物を言ってもと遠慮がちに発言していたが。
意外と、上役なら上役らしく、毅然としている方が、下の者も楽なのかもな、と思う。
あやめが聞いていたら、
「えっ?
何処か遠慮してましたっけ?」
とか言い出しそうだが。
違う職種の人間といることでわかることもあるようだ、と思いながら、二人して、あやめを担架で運び、ベッドに降ろす。
「さあ、出ましょう、基様。
私は一応、あやめ様のご両親から使わされた者。
あやめ様の許可なく、あやめ様に触れることは、許嫁の基様と言えども、許しませんよ、そういえば」
そういえばってなんだ。
そんなゆるゆるな感じなら、いいんじゃないのか、と思いながら、仕方なく出ようとしたが、高倉はまだ残っている。
「……お前も出ろ」



