100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「別にいいじゃないか。
 二人で旅行に行ったと言っても。

 お前は俺の許嫁なんだから」

「……それ、オープンにする気ですか?」
とあやめは渋い顔をしたが、基は聞いておらず、なにかよそごとを考えているようだった。

 なにかロクでもないことを考えていそうなんだが、と思ったとき、高倉が、にやりと笑って言った。

「そんなことより、お疲れでしょう。
 早く部屋に戻っておやすみください。

 ……二日もありましたからね」

 二日もあったら、なんなんだろう。

 なにか嫌な予感がするんだが……と思いながらも、あやめはデザートのチーズケーキを食べていた。

 丸ごとのイチゴがごろごろ入っているソースがかかっている。

 ああ……旅で食べ過ぎたから、控えようと思っていたのに。

 この家の料理、美味しすぎるっ、と苦悩しながら、結局、全部平らげた。