「なんで突然、バスですか」
とあやめが言うと、
「いや……、お前と学生時代に会ってみたかったなと思って。
お前と学生のようなデートをしてみたい」
と基は言い出した。
「そうですか。
いや、学生のデートがどのようなものなのか私にはわかりません。
したことがないもので」
と白状すると、基も、
「そうか、俺もだ」
と言って笑った。
……これは確実に酔ってるな、とあやめは思う。
普段なら、弱みを見せたくないあまりに、そんなことバラさないし。
余裕がある風に装おうとして、訳のわからない言動を始める人だからだ。
でも、とあやめは基を見上げて思う。
今の専務の方が好きだな、と。
とあやめが言うと、
「いや……、お前と学生時代に会ってみたかったなと思って。
お前と学生のようなデートをしてみたい」
と基は言い出した。
「そうですか。
いや、学生のデートがどのようなものなのか私にはわかりません。
したことがないもので」
と白状すると、基も、
「そうか、俺もだ」
と言って笑った。
……これは確実に酔ってるな、とあやめは思う。
普段なら、弱みを見せたくないあまりに、そんなことバラさないし。
余裕がある風に装おうとして、訳のわからない言動を始める人だからだ。
でも、とあやめは基を見上げて思う。
今の専務の方が好きだな、と。



