100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

「いやー、ほやーとはしてるんですけど。
 家には帰れます」
とあやめは言った。

「そうだな。
 一緒に帰ろう」
とあやめを見つめてくるが。

 そんな基の顔はあやめの顔のすぐ斜め上にあった。

 なんで真顔なんですかっ。

 こんな近いのにっ。

 照れてくださいっ。

 私は照れていますっ。

 私ひとり動揺して莫迦みたいではないですかっ、と思っていると、基は、
「タクシーを呼ぼうか。
 それとも、バスで帰ろうか」
と言い出した。