「いや、なんとなくだ」
「いいから、ごちゃごちゃ言わずに食べてください」
遠慮してうるさそうなので、あやめは袋を開けると、はい、と勝手に基の口に押し込んだ。
もごもご食べたあとで、基が言う。
「……このまま吹雪いたら、お前、後悔するぞ」
「いや、だから、このまま吹雪くのなら、ひとりで二個食べちゃったら、余計、後悔しますって。
専務の骸を眺めながら」
「殺すな」
基の言葉を無視し、遠慮しないでください、とあやめは言った。
「生物として、寒いのとお腹空いてるのは堪えがたいじゃないですか」
「……暑いのは?」
「いや、そういうめんどくさいツッコミはやめてくださいよ~」
と揉めている間に、晴れて、あっさり帰れた。
外に出てみると、リフトやホテルまでたいした距離ではなかった。
「いいから、ごちゃごちゃ言わずに食べてください」
遠慮してうるさそうなので、あやめは袋を開けると、はい、と勝手に基の口に押し込んだ。
もごもご食べたあとで、基が言う。
「……このまま吹雪いたら、お前、後悔するぞ」
「いや、だから、このまま吹雪くのなら、ひとりで二個食べちゃったら、余計、後悔しますって。
専務の骸を眺めながら」
「殺すな」
基の言葉を無視し、遠慮しないでください、とあやめは言った。
「生物として、寒いのとお腹空いてるのは堪えがたいじゃないですか」
「……暑いのは?」
「いや、そういうめんどくさいツッコミはやめてくださいよ~」
と揉めている間に、晴れて、あっさり帰れた。
外に出てみると、リフトやホテルまでたいした距離ではなかった。



