100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 基が立ち上がる気配がする。

 こっちに来るっ、とあやめは身構えようとしたが、やはり、眠っていた。

 いやいやいやっ、どうしたらっ?

 ベッドの軋む音が今度は耳許でした。

 基の気配をかつてないくらい近くに感じる。

 基はあやめの顔のすぐ横に手をつき、見下ろしているようだった。

 専務……。

 なんですか、専務……。

 なんなんですか、専務っ。

 勘弁してください、専務っ!

 いきなり風呂に現れたり、いきなり寝室に現れたりするのは高倉さんだけで充分ですっ。

 そんなことを考えているうちに、自分の顔のすぐ前に基の顔が来ていた。