100-3は? ~なにもかも秘密な関係~





 基が風呂に入っている間、あやめは先にベッドに入り、うとうととしていた。

 ちょっと横になるつもりが、旅の疲れもあって、眠くなったようだった。

「……あやめ?
 寝たのか?」
と基の声がする。

 しばらくして、ぎしりと音がした。

 隣りのベッドに基が腰をかけたようだった。

 そのまま沈黙している。

 何故か、こっちを見ている気がするんですが。

 気のせいですかっ?

 なにか言ってくださいっ。

 あるいは、寝てくださいっ、と思うのだが、猛烈な眠気により、目も開けられなければ、口も開けられない。

 起きたいのに起きられないっと金縛りのようになりながら、あやめは身体だけ眠っていた。