100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

 一応、露天と部屋との境に淡い色のロールスクリーンはあるのだが、試してみたところ、ガラス窓全体を覆ってないうえに、外の光で、結構透けて見える。

 うう。
 やはり、こういうところは、デザイン性が優先か、とは思ったが。

 まあ、此処で自分が入らなかったら、専務も遠慮して入れないかな、と思い、

「じゃあ、ちょっと入らさせてもらいますね」
とあやめは言った。

 うん、と頷き、基はすぐに和室へと引っ込んでくれる。

 ……いい人だ。

 そうなんだよなー。

 基本いい人なんだよなー。

 生真面目すぎて――

 かどうかは知らないが、得体の知れない行動をとるときはあるけど。

「お前に得体が知れないとか言われたくない」
と言われそうだなーと思いながら、あやめは入浴の準備をして、露天風呂に向かった。